ニッケイ新聞 2010年7月2日付け
【ロンドリーナ発】コチア青年2次35回移民で、ロンドリーナ空手協会の生みの親である張谷典生氏が亡くなって6カ月が経った。
「求道」と書かれた正門をくぐって、空手道場の入り口を入ると、僧侶姿の張谷師の写真が線香と共に置かれ、そこには「物言は肚で観るべし」と、これも書道家であった張谷師(書道名=竹堂)の文字が掲げられている。
後継者のルイス・ダ・シルヴェイラ師範は、偉大な恩師の教えを守って、厳しく指導普及に当たっている。去る5月16日は、テルセイラ・イダーデの部門開設5周年を祝ってのデモンストレーションを行い、ロ市本部や支部からの参加もあって60人が汗を流していた。
現在までの門下生は約1万人。現在500名の生徒が学んでいる。
張谷師の一周忌に当たる12月には、日本派遣の師範を招いての追悼大会が行われる予定。(中川芳則通信員)