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在外選挙=サンパウロ管内は1466人=のびなやんだ来場者数=投票手続きはスムーズに

ニッケイ新聞 2010年7月6日付け

 ブラジル国内で実施されていた第22回参議院議員通常選挙の在外公館投票が3日終了した。ンパウロ総領事館管内の投票所となったリベルダーデの文協ビルでは、9日間の投票期間中に計1466人が来場。07年の前回参院選での来場者数約2000人から大きく減少し、09年の衆院選での投票数1580(比例)も下回る結果となった。

 文協ビルで3度目の実施となった在外選挙公館投票。サンパウロ総領事館では受付や代書、投票受領など各部門に計110人を配置して対応した。
 オリジナルの身分証明書を持参するのを忘れた有権者が後日あらためて投票に訪れたケースはあったが、投票事務に関して大きな混乱はなかった。
 期間中はサンパウロ日伯援護協会の協力で医療関係者も待機したが、投票の間に体調を崩す人はなかった。
 9日間の期間中に投票に訪れた人は1466人。前回の参院選、衆院選から減少する結果となったが、平均で一日あたり約163人が訪れた計算になる。
 サンパウロ総領事館の後藤猛領事は、「毎回反省点を検討し、改良してきている。投票された皆さんにとっては、今回は待ち時間も少なく、よりスムーズになったと思う」と感想を語る。
 一方で来場者数が伸び悩んだことについては、「これからも領事出張サービスや企業訪問などを実施して、一人でも多くの方に投票していただけたら」と語った。