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ニッケイ新聞 2010年7月9日付け

 2日に来伯したYKKの吉田忠裕社長は、5日にボンフィーノポリス・デ・ミナスのYKK農牧畜場を訪れた。今年創業25周年を迎える同農牧畜場は、コーヒーの木100万本、乳牛のホルスタインなども多数飼育。「カフェ・ボンフィーノ」のブランドで〃目の前焙煎〃と銘打って注文ごとに店頭で焙煎する店舗が東京都内に数カ所あり、今後の事業拡大も計画しているという。
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 毎年日本で開催される「世界こども図画展」はブラジルからの応募も多く、当地でもおなじみの行事。農協婦人部連合会(ADESC)を通して毎年200点ほど日本に送っているが、今年は応募作から金賞が2人も選ばれたという。受賞者はジュリア・マイ・サカタちゃん(6、たんぽぽ学園)、エルトン・ミノル・ホンダくん(13、タボン学園)。全世界で金賞は20人しかおらず、「快挙ですよ」と上芝原ADESC会長。
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 日本カントリークラブと山形県の間で進むサッカー交流。一昨年の訪日後、昨年3月には鶴岡東高の選手が来伯、来年には再び日本から高校チームを受け入れる考えだという。日本カントリーの選手の訪日費用はそれぞれの家庭が積み立てて負担しているが、父兄からも「(訪日の経験で)子供たちの態度が変わった」と好評で、次に14歳以上になる子供たちの親からも継続の要望が出ているそうだ。ブラジル国際交流協会では今後、サッカーに限らず、他のスポーツや観光など様々な分野で日伯・南米各国との交流を手伝っていく方針だという。