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東西南北

ニッケイ新聞 2010年7月15日付け

 南伯から北上してきた寒冷前線による雨はサンパウロ市などに湿度回復をもたらしたが、所によっては洪水まで起きたというのは困りもの。14日にはパラナ州ジェネラウ・カルネイロで零下5・7度、サンタカタリーナ州サンジョアキンでも同5・2度など、この冬最高の冷え込みを記録した強い寒波は、15日を境に緩むようだ。異常乾燥に伴う気管支炎や喘息、目や皮膚のかゆみなどの悩みは解消したが、今度は風邪などという事のない様、健康管理に気をつけて。
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 日系人の弁護士メルシア・ナカシマさんが殺害された事件で、ガソリンスタンドの警備員を知っており、金を受取ったのも見たと証言した人物がいたが、セルジッピで逮捕され、サンパウロ州に移送された警備員はこんな男は知らないと供述。その後のネット記事は、同じ人物が世間の注目を集めたかったと発言した旨報じていたが、これでは立派な偽証罪だ。「人の不幸に名を借りた売名行為など虫唾が走る」と家族と話したコラム子も、人間とは周囲の目に弱い生き物とつくづく実感…。
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 14日付エスタード紙に、サンパウロ州のバウルーで動物を使って発電という記事。その昔の製糖工場やピンガ蒸留所、瓦焼き工場などでも使われていたという自家発電に倣い、町の発明家として知られるセバスチャン・ペレイラ・ダ・シウヴァ氏が考案したものだ。トラックのバッテリーや車の変圧器など、廃材利用の機械では、ラジオ、テレビ、水汲み上げ用のポンプ、携帯電話などを使うのに充分な80アンペアの発電が可能という。ルーラ政権の全家庭に電力をとのキャンペーン実現はいつになるか知らないが、パルダウ先生の異名を持つシウヴのいる家庭に設置するのも一案では?