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ポルチナリの絵盗まれる=ペルナンブコの美術館で

ニッケイ新聞 2010年7月16日付け

 美術品盗難事件多発国のブラジルで、カンディド・ポルチナリ(1903~62年)の絵が盗まれるという事件が発生した。
 15日付伯字サイトによると、事件が起きたのはペルナンブコ州オリンダの現代美術館。14日夜、17世紀建造の同館を施錠しようとした警備員が異常に気づいた。
 盗難作品は、1959年に描かれた「埋葬」という題の23センチ×33センチの油絵で、〃青のシリーズ〃と呼ばれる作品の一つ。時価120万レアルといわれる作品は、1966年に同美術館に寄贈されたアッシス・シェテアウブリアンド氏のコレクションの一部だった。
 同美術館所蔵の作品は全てで4千点に上るというが、カメラやセンサーなどの電子機器を使った防犯設備はなかった。