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サンパウロ日本人学校=35年続く愛の募金活動=日系福祉5団体に金品で

ニッケイ新聞 2010年7月16日付け

 サンパウロ日本人学校(久保島康正校長)による日系福祉団体への「愛の募金活動」贈呈式が8日午後、サンパウロ市内の援協福祉センター駐車場で行われた。35年間、同校のPTA社会奉仕部が中心になって続けている活動。
 援協の坂和三郎副会長の司会により、4月に赴任したばかりの久保島校長が最初に、「各施設で少しでも役に立ててもらえればありがたい」と述べた。
 続いて、当日欠席した同社会奉仕部の佐藤優子部長の代わりに、北条ふみ副部長が「長い年月をかけて環境を整えてくれたコロニアのみなさんのおかげで、楽しく不自由なく過ごさせてもらっている。みなさんの発展に少しでもお役に立てれば」と挨拶し、5つの日系福祉団体に寄付金258レアルずつと計40箱ほどの衣類、遊具、本、ビデオ、DVDなどを渡した。
 福祉団体を代表して援協の森口イナシオ会長が「35年もの長い間、愛の募金していただいて心から御礼を申し上げる」と謝辞を述べ、他にも救済会の吉岡黎明理事長、「こどものその」の谷口ジョゼ理事長、援協やすらぎホームの与儀昭雄運営委員長らも御礼を述べた。当日は、希望の家からも千田ジョゼ専任理事も出席した。
 この他、日本人学校の社会福祉部からは堺加寿美副部長、谷川祐里子、平野洋子、田中圭子、林田貴子、田邊明美6氏が出席したのに加え、正田収事務長も参加した。