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環境保護区の火災増加=昨年同期比で124%も

ニッケイ新聞 2010年7月20日付け

 18日付エスタード紙によると、今年に入ってからの国立公園や先住民保護区も含む環境保護区での森林火災発生数は、昨年同期の1803件に比べ124%も多い4045件に上るという。
 保護区以外の場所も含んだ火災は昨年同期の9279件に比べ28%増の1万1918件で、保護区での森林火災発生の割合が高い。火災の大半は農牧業を行う人々に起因するもので、緩衝地帯の警戒も必須だ。
 保護区内の火災多発はトッカンチンス州(TO)セーラ・ジェラウ環境公園の429件が筆頭で、サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市に相当する400平方キロを消失。TOアラグアイア国立公園361件、マラニョン州ミラドール州立公園226件、TOジャラポン環境保護区205件など。連邦直轄区、ゴイアス、マット・グロッソ、南マット・グロッソでも60件以上の火災発生が報告されている。
 保護区以外の場所も含んだ火災はマット・グロッソ2681件、TO1418件、バイア1205件などが目立つ。