ニッケイ新聞 2010年7月20日付け
サンパウロ州保健局長のルイス・ロベルト・バラーダス氏(PSDB=民主社会党)が17日午後、心筋梗塞によりサンパウロ市内のダンテ・パザネーゼ病院で亡くなった。享年57歳。18日付伯字紙が報じた。
数日間にわたり痛みが続いた後、同日も気分が悪くなった同氏は午後7時頃自ら車を運転して病院へと向かったが、午後8時50分頃病院で死亡が確認された。
同氏の訃報を受けた大統領候補のジョゼ・セーラ氏(PSDB)も、同日病院へと駆けつけた。バラーダス氏はセーラ、アジブ・ジャテーネ両元保健省大臣の補佐官を務めた経験がある。
また、マリオ・コヴァス市長時代にサンパウロ市保健局長、コーヴァス、ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事時代には州保健局の局長補佐をも務めていた。2003年1月よりサンパウロ州保健局長に就任していた。
18日サンパウロ市内のサンタ・カーザで通夜が開かれ、PSDBからはセーラ氏、アルキミン元州知事、アルベルト・ゴールドマン州知事らが参列。PSDBの保健政策に尽力したバラーダス氏の死を悼んだほか、カサビサンパウロ市長も姿をみせた。
同氏の遺体は、19日市内のヴィラ・アルピーナで火葬にふされる。