ニッケイ新聞 2010年7月22日付け
オーガニック・コーヒーの専門店「テーラ・ベルジ(Terra Verdi)」の国内3号店が、パラナ州クリチーバ市の高級住宅街バテル区に12日オープンした。
テーラ・ベルジは東京農工大学で環境資源学を学び有機コーヒー関係の社に勤めた牛渡クラウジオさん(41、二世)が、2005年5月22日に同市セントロに開いたもの。ブラジルで最初の有機コーヒーの店で、日本など国外への輸出が多かった有機栽培コーヒーを国内でも普及させようと始められた。
5月22日を「国際有機コーヒーデー」と提唱し、日本でも2001年の同日に東京都府中市にオープン。国内2号店は今年2月にサンパウロ州カンピーナスに開店している。
同店では、ミナス州南部のマッシャード市の有機栽培のコーヒー豆を挽き、コーヒーに使用する砂糖なども有機農産物を原料としたものにこだわっている。
大島リカルド、クリスチアーネ夫婦が経営する3号店ではケーキやドーナツを揃えるほか、オリジナルの巻き寿司も用意。店内はアンティーク調の家具で落ち着きある雰囲気が演出されている。
自然派食品の良さを伝える牛渡さんは「オーガニック・コーヒーのおいしさを広めたい」と紹介した。テーラ・ベルジ3号店▼住所=Av. Batel, 1230 – loja 15, Batel、電話=41・9666・3632。