ニッケイ新聞 2010年7月24日付け
日本の画家、小林美恵さん(横浜市在住)が13日午後、サンパウロ日伯援護協会を訪れ、金一封を寄付した。
今年横浜市の石川町画廊で個展を行なった時に、会場でカタログの売り上げをブラジルの援護協会に寄付するので「協力を」と呼びかけ、その売り上げを寄付したもの。小林さんは「お恥ずかしい、ささやかなものですが」と、尾西貞夫副会長が付き添って、森口忠義イナシオ会長に手渡した。
森口会長は、「日本からの援協支援の厚い心を本当にありがたくいただきます」と、丁重に礼を述べて受けとった。
小林さんは2000年より毎年訪伯。北はアマゾン、南はサンタカタリーナまで旅行して絵を描き、ブラジルに魅せられている画家で、04年にはサンパウロ州政府議事堂に作品「プリマベーラ」(80×60cm)が収蔵されている。
同年から07年まで石川県人会会館で「絵手紙」の講師を務め、サンパウロ絵手紙友の会(石井恵子会長)のもとをなした。
今回で訪伯歴9回。8月15日まで滞在し、ペルー経由で帰国する。