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大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年7月29日付け

 昔は県人の多い移住地などで盛んだった沖縄相撲。一般的な相撲のように突っ張り、投げがあるのではなく、相手を持ち上げて両肩を地面につけるのが特徴だ。「まわしを持つ手を離したら反則。だからケガしないんですよ」と与那嶺真次副会長。競技人口の減少で25年前に中止されたが復活し、1日の大会で7回目になる。長年担当を務める県人会の松堂忠顕さんによれば、「参加者は横ばい」だが、柔道選手などを中心に70人が出場する。まずまずの人数だろう。母県でもやるところは少ないだろう伝統競技。これからも続いてほしいもの。
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 老ク連発行「老壮の友」7月号が編集部に届いた。2ページ目の下段に目をやると、同会で活動するJICAシニアボランティアの与古田徳造さんの、各地老人クラブへの派遣報告。見れば、昨年7月の派遣から12月まで計22回、月平均4カ所、つまり毎週のようにどこかの会へ行っている計算になる。最後は「来月号に続く」。そのバイタリティに驚くが、老人クラブも2年で回りきれないくらいある?
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 共同通信・名波正晴支局長報告のフンシャル移住地の運動会。ビックリしたのはビールを1本飲んで走る「イッキ飲み競争」。日本では急性アルコール中毒防止のため一気飲みは自粛傾向。運動会の昼食は、親が来ない子供を気遣ってか教室で食べるというところもあるというが、フンシャルでは一家一品持ち寄り。まさに古き良き〃昭和〃が残る運動会だ。名波支局長も綱引きなどに参加「料理も美味しかったしメチャクチャ楽しかった」と仕事しながらも楽しんだよう。