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ビエナル国際図書展開催=350社参加で70万人来場予想=多様な文学の世界に浸ろう!

ニッケイ新聞 2010年8月12日付け

 12日よりサンパウロ市アニェンビー展示場で第21回サンパウロ・ビエナル国際図書展が開催されている。一般公開は13日から22日まで。開催期間中は、児童20万人を含めた70万人の来場が期待されている。10日付エスタード紙が取り上げた。
 6万平方メートルの会場には、国内外の出版業者350社が参加し多種多様な書籍を展示。世界で3番目に大きいと言われるこの図書展では、今年も数多くのプログラムが企画されている。
 一般公開初日に予定されるのは、〃13日の金曜日〃にちなんで企画された吸血鬼がテーマのイベント。吸血鬼映画の巨匠ゼ・ド・カイションがドラキュラについて語るほか、19世紀後半に吸血鬼文学を築き上げたアイルランド人作家ブラン・ストッカーの曾孫ダクレ氏も参加し、その世界の魅力を紹介する。
 同日、吸血鬼の衣装で訪れた来場者は無料で入場することができ、そのファッションを審査する大会も企画されているようだ。
 様々なディベートが計画される中、特に注目されているのは、アンゴラ人作家のジョゼ・エドゥアルド・アグアルザ氏とOndjaki氏、モザンビーク人作家ミア・コウト氏の3人の作家によって行われるLUSOFONIAの概念を介した討論会。
 LUSOFONIAとは、ポルトガル語圏の国同士の間に共通に存在すると考えられている文化的アイデンティティーのこと。ポ語圏文学界のリーダーらが各国の文学を比較し、その展望を見据える。
 サンパウロ州出版公社も準備に加わったのが、電子本コーナー。KindleやiPadといった読み取り機50台が用意され、ブラジルではまだ普及していない〃画面で読む〃本の世界を実際に手にとって体験できるようになっている。
 また、会場内に設置されたレストランにもおもしろい仕掛けが。シェフが〃言葉を調理した〃と紹介するように文学作品の登場人物の名前が付けられたメニューが並ぶほか、それらのキャラクターに扮したウエイターがテーブルまでやってきて、物語の詳細を語ってくれるという楽しいサービスもあるようだ。
 ▼会場:アニェンビー展示場(Av. Olavo Fontoura, 1209, Anhembi Parque, Santana)。地下鉄チエテ駅より無料バス運行。▼開会時間:午前10時から午後10時(最終日は午後8時まで)。▼入場料:10レアル(60歳以上の人、12歳以下の児童は無料)。

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