ニッケイ新聞 2010年8月13日付け
祝50周年、65周年など県人会の創立記念式典が相次ぐこの時期。一番新しいのが1965年11月発足の東京都友会で、ほとんどの県人会が半世紀近く、またはそれ以上の長い歴史を持つ。
日本にいたときはその存在すら知らなかったが、式典を取材し母県との繋がりを通じて、両国間の交流の橋渡し役となっているという事を強く感じた。
また日本から訪れ、県人会の宿舎等の恩恵も受けている若者も少なくない。コラム子もその一人。宿泊費も全体的に安く、いい環境であると思う。
後継者の問題などを抱える県人会も少なくないだろうが、貴重な存在として機能し続けて欲しい。
式典の挨拶などで「節目の年。交流を深めたい」とよく耳にした。その言葉がその場限りのものでないことを祈りたい。(秀)