ニッケイ新聞 2010年8月17日付け
サンパウロ市警察が発表した今年上半期の統計によれば、午後11時から真夜中にかけてが、1日の中で最も死亡事件発生率が高い時間帯となっているようだ。15日付フォーリャ紙が報じた。
639件の死亡事件のうち7・8%にあたる48件が、この時間帯に起こっている。サッカーチームのTシャツを着ていることによるいさかい、恋愛関係のもめ事など些細な出来事が殺害に発展しており、専門家はアルコールの摂取が事件発生の大きな要因と見ている。
曜日別にみてみると、全体の17・2%である110件が報告された日曜が最も危険な曜日に。その次には金曜、土曜と続いており、週末に外出する人が増えることに加え、やはりアルコール摂取量の増加がその原因にあげられる。
週半ばの水曜はサッカーの試合が開催されるなど、スポーツの日程から事件増加が関連付けられるほか、バール、レストラン店主が酒に酔った客によって殺されるケースが39件報告されたのも目立っている。
月間でみれば、10日、20日、25日が著しく死亡事件が高い日付となっている。