ホーム | 日系社会ニュース | モンチアズール日本祭り=偏見なくし、交流の機会に=21日

モンチアズール日本祭り=偏見なくし、交流の機会に=21日

ニッケイ新聞 2010年8月20日付け

 ファベーラで教育、医療、文化などの向上活動を行うモンチアズール・コミュニティ協会(ウテ・クレマー代表)主催の「モンチアズール日本祭り2010」が21日、同会が支援するファベーラの1つ、サンパウロ市南西部のシャカラ(R. Agatino de Esparta, 25, Jd. Horizonte Azul)で開かれる。
 今年で20回目となる同祭。会場では漢字教室、折り紙、ランプ作りなどのワークショップ、子どもたちによるソーラン節、日本の劇、歌などの発表を行なう。日本食も販売。流しそうめんや、わんこそばならぬ「わんこそうめん大会」も開催する予定だ。
 「祭りの日だけでなくて、準備を通じて日本を知ってもらいたい」とボランティアの藤岡新光さん。実行委員として寄付集め、準備に奔走中だ。「ファベーラに対しての偏見は多い。この祭りがいろんな階層の人たちの交流になれば」と思いを語る。
 当日は2部構成で開催。第一部の「日本祭り」が正午~午後4時まで。子どもたちが光のランプを持って行進する第二部の「Caminhada de Lanterna(光の行進)」が午後5時から。
 同祭での売り上げは現地の子どもたちの生活向上資金に充てられる。主催者は、食材、寄付金、プログラムへの出演参加も呼びかけている。問い合わせは藤岡さん(電話=11・8168・9126、メール=festadojapao2010@yahoo.co.jp)まで。