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賑わった国際図書展=74万人が本に親しむ

ニッケイ新聞 2010年8月24日付け

 サンパウロ市アニェンビー展示場で12~22日に開催された第21回サンパウロ・ビエナル国際図書展は、20日の土曜日には1日の来場者数としては過去最高の11万人を記録するなど、10日間で約74万人が訪れた。22、23日付伯字紙が報じた。
 1日あたりの平均来場者数が6万6千人だった2008年を今年は大きく上回り、1日平均7万4千人を迎えた同展には、各国から集まった220万冊の書籍が所狭しと並んだ。Senac出版やサライーバ書店では前回比で50%販売数を伸ばし、レコルジ出版では90%の大きな増加となった。
 来場者は女性が全体の59%、14~25歳の若い世代が34%となっている。児童も28万8千人が来場し、「本は冒険旅行」と名付けられたIPL(図書研究所)演出の児童文学コーナーが、5万人の児童来場を記録する人気を博した。アンケート調査では、訪れた人の93%が満足していると回答している。
 ただし、食事スペースの不足や1キロメートル以上の長蛇の列ができた公共バスの運営などは今後の改善課題。次回は、2012年8月9~19日開催の予定だ。

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