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ニッケイ新聞 2010年8月24日付け

 岡山県人会の記念式典で高齢者を代表し謝辞を述べた森広登さん(103歳)は、座席から壇上まで「一人で歩きたい」と差し伸べられた手を遮り、見事に喜びの思いを語った。そんな父親を「説教上手の頑固者」と話す息子の秀夫さん(81)は、登さんと共に高齢者表彰を受けた。親子での受賞に「恥ずかしいです。冗談で父の事を兄弟と言っています」と言って笑みを浮かべた。
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 コチア青年55年、花嫁移住51年の式典が9月に行なわれる。5年前の青年移住50周年式典では、予想を超える700人の出席者が訪れたため昼食が足りず、主催者に〃お叱りの言葉〃もあったとか。「今回はひもじい思いはさせません」と新留会長。
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 55周年、51周年の節目にあたり、コチア青年連絡協議会では、式典のほか、記念事業として「文集発行」「写真展」「青年3世の訪日」を計画、現在進めている。そのうち写真展(杓田美代子委員長)は式典当日に開催。花嫁・青年たちの寄稿による文集(野村愛國委員長)は、式典の様子を加えて発行される予定で、70人ほどから原稿が寄せられているという。3世訪日(永山八郎委員長)は12月。すでに20数人の申し込みがあり、現在も受け付けているそうだ。