ニッケイ新聞 2010年8月25日付け
アルジャー花祭りが始まった。花のパビリオン、販売所などを訪れ、やはり花に囲まれていると人の表情は穏やかになるのかな、と感じた。
その以前は、地域の祭りに参加する形で自分たちの生産物を紹介していたという。そして現展示場を購入、祭りを始めて19回目。「地ならしから始めた。全部会員総出だったよ」、長年汎ヅットラ花卉生産者協会会長を務めた荒木克弥さん(72)は振り返る。
当時ラボラトリオ建設助成に関わった元JATAK所長の東園馨さん(78)も「よくここまで持ってきたと思う」とその成長を喜んでいた。
そして今、二世三世が先人の努力を受け継ごうとしている。近年各地で日本祭りが盛んだが、そのずっと前に始まり、今も着実に成長する祭りがある。始めることはできても、熱意があってこそ続くのだな、関係者の晴れやかな表情を見ながら思った。(ま)