ニッケイ新聞 2010年8月26日付け
自動車や家電といった耐久消費財の購買意欲が再度高まり、ここ7カ月間上昇を続けてきた消費者信頼感指数(ICC)は7~8月間に0・7%上がり、過去最高の120・8ポイントを記録した。25日付伯字紙が報じた。
調査は7月30日から今月19日の間に、7主要都市2千世帯を対象に実施されたもの。5~6月の1・9%上昇に比べると減速したといえるものの、7月から8月のICCは120ポイントから120・8ポイントに上がり、過去最高だった08年3月の120・1ポイントを上回った。
今回のICC上昇には家計状況の向上が背景にあるようで、経済状況が良好と回答する人が7月の24・1%から25・8%へと増えている。今後6カ月以内に耐久消費財の購入を計画している人も14%から16・6%へと増加した。
専門家は「工業製品税(IPI)減税期に長期払いで購入していた消費者が多い」と説明し、「その支払いが終わろうとしているこの時期、新たな品物の購入を考える傾向がでているのでは」と指摘している。