ニッケイ新聞 2010年8月27日付け
23、24日に行われたダッタフォーリャ調査による大統領選候補者の支持率は、労働者党(PT)のジウマ・ロウセフ氏が49%、民主社会党(PSDB)のジョゼ・セーラ氏が29%、緑の党(PV)のマリーナ・シウヴァ氏が9%となり、ジウマ氏のリードが益々広がっている。
今回の調査は1万948人を対象に行われたもので、20日の調査ではセーラ氏優勢だったサンパウロ州やパラナ州、南大河州でもジウマ氏優勢となったのが目につく。
候補者名を見せずに投票予定者名を訊いた場合は、ジウマ氏35%、セーラ氏18%、マリーナ氏5%で、12月には8%の人が投票すると答えていたルーラ大統領の名前は1%に減少した。
テレビの政見放送を見たという人の数は、20日の34%から39%に増え、「誰の政見放送が良かったか?」との問いには、ジウマ氏54%、セーラ氏26%、マリーナ氏7%という返事が返ってきている。
決選投票を行った場合の支持率は、ジウマ氏55%に対し、セーラ氏36%。白紙回答やまだ決めてないという人は、一次投票では4%と8%、決選投票ではどちらも4%だった。
なお、ルーラ大統領に対する評価は、最良/良いが79%で、新記録を更新。普通は17%、最悪/悪いは4%。10点満点での評価平均値は8・1で、ジウマ氏支持を表明した人達の評価点は8・9、北東伯での評価は8・7。学歴別では初等教育以下が8・6、収入別では2最低賃金以下が8・5となっており、ルーラ大統領への評価値が高い層とジウマ氏への支持率が高い層との間に相関関係がある事が明確に表れている。