ニッケイ新聞 2010年8月28日付け
ダッタフォーリャが23、24日に行った知事選支持率調査によると、国内第2票田であるミナス州の支持率に目に付く変化があったと27日付フォーリャ紙が報じた。
テレビでの政見放送開始後初の調査は、サンパウロ州、ミナス、リオ、南大河、パラナ、ペルナンブコ、バイアの7州と連邦直轄区(DF)で行われ、ミナス州では、民主社会党(PSDB)のアントニオ・アナスタシア知事支持率が17%から29%に伸張。民主運動党(PMDB)エリオ・コスタ氏は43%維持で、アナスタシア氏は26ポイントあった差を14ポイントに縮めた事になる。ただし、現時点で決選投票の場合は51%対35%でまだコスタ氏優位だ。
DFでは41%維持のキリスト教社会党(PSC)ジョアキン・ロリス氏に対し、PTのアギネロ・ケイロス氏が2ポイント差の35%で拮抗状態となったが、有権者が多いミナス州とDFとでは次期連邦政権への影響力に大きな差がある。
その他の州は大勢に大きな変化がなく、サンパウロ州はPSDBのジェラウド・アウキミン氏の54%維持に対し、4ポイント伸びたPTアロイジオ・メルカダンテ氏20%。進歩党(PP)セウソ・ルソマノ氏は4ポイント下げて7%となった。
リオは、PMDBのセルジオ・カブラウ知事56%に対し、緑の党(PV)のフェルナンド・ガベイラ氏17%。
南大河ではPTのタルソ・ジェンロ氏が42%とリードを広げた。
ペルナンブコでは社会党(PSB)のエドゥアルド・カンポス氏とPMDBジャラバス・ヴァスコンセロス氏との差が48ポイントに拡大。パラナとバイアは、PSDBのベット・リッシャ、PTジャケス・ワグネルの両氏が共に47%。サンパウロ州以下は10月3日に当選者が決まる可能性大だ。