ニッケイ新聞 2010年8月28日付け
先週はネイマールが英国チェルシーには移籍せずクラブ在留と決めたことで喜びに沸いていたサントスFCに、25日の対グレミオ戦で負傷したガンソが膝のじん帯断裂で6カ月間活動停止という暗いニュースが流れた。27日付伯字紙で報じられた。
リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレで行われた対グレミオ戦(2対1で勝利)の後半21分、バランスを崩して左足を痛めたガンソは担架で退場。「きっとたいしたケガじゃない」とベンチで最後まで試合を見守っていたガンソだったが、その後、左膝のじん帯断裂を起こしていたことが判明した。
26日午後、サンパウロに戻ってきたガンソは、車イス姿で空港に現れた。28日にサンパウロ市内の病院で手術を行い、30日からリハビリを開始する予定。完治には約6カ月がかかると見込まれており、来年のリベルタドーレス杯出場までに復帰したい意向だ。
ガンソは4年前にも右膝でじん帯断裂を経験している。クラブの正式発表前にTwitterのサイト上で「本当に悲しい」と落胆を記したガンソに、コリンチアンスのロナウドも励ましのメッセージを送っている。