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東西南北

ニッケイ新聞 2010年8月28日付け

 27日封切りの映画紹介が同日付エスタード紙に載った。〃5・ヴェゼス・フェヴェーラ〃と題する映画はファヴェーラ住民達がカメラを持って撮影したもので、パウリニアの映画祭受賞作の一つだ。〃米とフェイジョン〃とか〃収入源〃といった日常的なエピソードが盛込まれた映画は、中流階級の人達にもファヴェーラの生活を知ってもらい、その見方を変えて欲しいという願いを込めて作られたという。
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 サンパウロ市パカエンブで26日、映画顔負けの捕り物事件発生。何十台ものパトカーやヘリコプター2機が追跡した捕り物発端は11時頃、犯罪者5人がFocusで逃走中と連絡を受けたパトカーが目的車を発見して接近したところ、犯罪者らが発砲。警官1人が負傷したが、車を捨てた犯罪者は通りを越えたところで別の車の運転者に発砲して車を奪い逃走再開。別のパトカーから射撃され、事故を起こした後は、別の車を奪い逃走した。5人の内1人は車に乗りそこない逮捕されたが、2発を浴びた女性は病院に運ばれ治療を受け、命に別状なしという。
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 メキシコの大量殺戮事件被害者は26日発見の2遺体も含め74人となり、26日から身元確認作業が始まった。26日中に判明した15人については、ブラジル人1人、ホンジュラス人8人、エルサルバドル人4人、グアテマラ人2人と報じられているが、27日朝判明した5人については国籍未発表だ。メキシコ国内では27日にテレビ局爆発事件発生など、同事件に関する報道には麻薬カルテルの報復が起きる可能性もあり、報道規制下に近い状態だともいう。今年に入ってからもカルテルのセタスに情報提供していたカンクン市長逮捕など、同国でのカルテルの影響は多大な様だ。