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メキシコ大量殺戮=ブラジル人2人の身元が判明=事件被害者は氷山の一角

ニッケイ新聞 2010年8月31日付け

 【既報関連】24日に不法移民72人の死体が発見されたメキシコの大量殺戮事件で、ミナス州出身の若者2人の身元が判明した。
 同事件に関しては伯字紙でも連日の様に報道されているが、30日付エスタード紙によると、米国への不法入国を試みようとして事件に巻き込まれたのは、ミナス州サンタエフィジェニア出身のジュリアルド・アイレス・フェルナンデスさん(20)と友人で同州サルドア出身のエルミニオ・カルドーゾ・ドス・サントスさん(24)。
 米国領に入るまで保証するという人物に2万4500レアルを支払った上で、故郷を発ったのは3日の事。ボストンにいる友人を当てにし、新天地をめざした旅立ちがこのような結果に終わる事など予想だにしていなかった家族は悲嘆にくれるばかり。サルドアに程近い町の女性一人も被害にあった可能性があるなど、米国への移民希望者が多い同州関係者の懸念は募るばかりだ。
 一方、同事件に関しては、27日に現地テレビ局前で爆発物を仕掛けた車が爆発炎上。同じ頃、事件が起きたタマリパス州サンフェルナンドに向かう路上で同事件の捜査担当の検察局職員が死体となって発見され、その傍ではサンフェルナンド市役所職員と見られる死体も見つかるなど、捜査妨害を図るかの如き事件も続発している。
 30日付G1サイトによると、29日には同州内イダウゴ市長が殺害され、27日以降同州内で起きた爆発事件5件と共に大量殺戮事件との関連が疑われている。
 一連の事件が麻薬カルテルの脅しという事になれば、カルテル撲滅を掲げるフェリッペ・カウデロン大統領にとっても頭の痛い問題だが、29日付フォーリャ紙は、カルテルの脅しにも拘らず米国への不法入国を目指す人々は後を絶たないのが現状だと報じている。

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