ニッケイ新聞 2010年8月31日付け
9月1日にクラブ創立100周年を迎えるコリンチアンスにとり、本日31日にサンパウロ市パルケ・サンジョルジで持たれる会合は特別な意味を持つ。
ルーラ大統領らも列席する会合というだけでも特別だが、100周年の祝いの場で発表が予定されているのは、サンパウロ市イタケーラに建設する同クラブの競技場が、14年のW杯開会式場となるというビッグニュースだ。
資金計画提出期限が過ぎてモルンビーが失格となった後も、サンパウロ市で開会式という線を崩したくないサッカー連盟やサンパウロ州、サンパウロ市関係者が再度話し合ったのは27日。28日以降、関連記事が伯字紙紙面を賑わしているイタケーラ会場案は大統領も直々に肩入れ。同クラブ会長はサッカー連盟会長に覚えが良い。
当初は予算3億~3億5千万レアルで4万5千人規模との計画であった新競技場は、開会式開催のために6万8千人規模に拡張される予定で、30日にはサンパウロ州知事やサンパウロ市長も現場を視察。今後は拡張に伴う追加資金調達や交通網改善などの早期解決を進める事になる。