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ニッケイ新聞 2010年8月31日付け

 知事、世界の県系人ら1千人で盛大に行われた福岡県人会の記念式典。高齢者を代表して池田収一さん(88、福岡市、サントアンドレー在住)は、「在伯78年、食べる事、しゃべる事、口だけはまだ一人前」と元気にあいさつ。さらに、愛嬌を込めて南会長ほか、文協の木多会長まで「まだまだ若造」と〃一蹴〃する場面も。会長らはバツの悪そうな笑顔を浮かべていたが、笑いと共に会場は和やかな雰囲気に包まれた。自分は次の式典はもう駄目、他の会員に県人会に尽くして欲しい、といった言葉も聞かれたが、まだまだ元気な長寿者として県人会を支えてほしいもの。
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 知り合いの日系二世婦人が量販家電店ポント・フリオに激怒していた。聞けば、今月3日に買った洗濯機が先週まで待っても配達されないので、キャンセルして金を返してもらったという。もちろん何度もレクラマの電話をし、その度に店員は「タ・ナ・ルア(今、その配達にいっているところ)」などと〃ソバ屋の出前〃よろしく応えたが、まったく届かなかった。彼女がキャンセルの手続きに行って驚いたことには、なんと6月に冷蔵庫を買ったのにまだ配達されていないブラジル人がいて、同様に返金を受けていたとか。上には上がいるものだが、実はブラジル人は我慢強い?!
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 長らく雨が降らず、カラカラの乾燥が続いている近頃のサンパウロ。時候のあいさつに「雨が降らないですね」と聞くようになり、周囲にも喉の調子がおかしいという人が出てきた。もともと喉があまり強くないという知人には、毛細血管が破れ血を吐いてしまったという人もいる。その人はもっと水を飲むようにと医師から言われたそうだが、手近にできる対策というのはそれぐらいか。皆さんもご注意を。