ニッケイ新聞 2010年9月1日付け
先月末に行なわれた福岡県人会の記念祝典。式典後、各国から参加した県人会子弟と共にカラオケに行く機会があった。カナダの県人子弟によれば、県費留学時代、各国から集まった同期たちは懐かしがる曲が一緒だったと言う。それは主に「親がよく聞いていた」という演歌の類。若者ならではの新曲だけでなく、親譲りの演歌が歌われるカラオケは新鮮だった。
◎
池坊華道会南米支部が毎年開く花展。今年は50周年を盛大に祝ったが、より日本らしい雰囲気が演出されているのは、書を展示するブラジル書道愛好会の協力も大きい。若松孝司会長は、「池坊南米支部と書道愛好会は切っても切れない関係。常に助け合って前進していきたい」と協力関係を確認。花展会場はサンパウロ市文化センターだったため、日系人のみならず非日系人の来場者も目立っていた。
◎
日本相撲協会が8月30日、今月12日から国技館で始まる9月場所の番付を発表した。友綱部屋のブラジル出身力士のうち、先場所十両に昇進、8勝7敗で勝ち越した魁聖は、先場所の東十二枚目から東四枚目へ上昇。三段目の魁心は東九枚目となった。今場所はテレビで思う存分楽しめる?