ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
被災地の市民生活は?未だに続く困難な日々
ニッケイ新聞 2010年9月2日付け
グローボ局などが、今年水害に遭ったリオ州のアングラ・ドス・レイスやサンパウロ州のパライチンガ、アラゴアス州などの現状を連日報告しているが、行政担当者の言葉と市民の生活実態とには大きな隔たりがある様だ。
例えば、1日付G1サイトが報じた、避難所としてのテントが立ち並ぶアラゴアス州リオ・ラルゴ。市民は皆車を持ち、借家料を払う力もあるという検察局員の言葉に対し、避難生活者は、家財道具の一部は何とか手に入れたが、家を借りる余力などないと反論。
リオ州ニテロイでも、市役所が約束した借家料の補助がきちんと支払われず、路上生活を余儀なくされている人の生の声がテレビで流れた。市役所からの補助金不払いや約束された住居提供がされてないなどの苦情は、サンパウロ市などでも出ている。
また、観光客が8割も減ったリオ州イーリャ・グランデでは家の再建が遅れ難を免れた部分で全員寝起きしている家族がいるとか、アングラに通じる道路工事が未完了など、多くの問題が残ったままだ。