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恐怖心から調査員拒絶=国勢調査の進行妨げる壁

ニッケイ新聞 2010年9月3日付け

 全国の家庭を一軒一軒訪問して行う国勢調査は既に半分以上終了しているが、今後は調査の進展が鈍るだろうと予想されている。
 というのも、訪問を受けた住民が調査員を信用せず、質問に答えようとしないケースが報告されているからで、インターネットで自己申告するための暗証番号を伝える事さえ出来ずに帰途に着く調査員も続出しているという。
 このような対応拒否の起きる背景には、頻発する偽装強盗に対する恐怖心がある。例えば、8月31日に起きたサンパウロ州セルトンジーニョでの事件の場合、青い上着を着た人物を国勢調査の調査員だと信じた主婦が、門を開けて応対しようとしたところ、トイレに閉じ込められ、金の首飾り二つと80レアルを持ち逃げされたというもの。
 地理統計院では、調査員の訪問時間は商用時間が普通だが、訪問時に聞き取り調査が出来なかった時は時間外の訪問もあり得るとした上で、査員が使う帽子とチョッキ(コレッテ)にはIBGEの縫い取りがあり、小型コンピューターと共に写真と名前入の身分証明書も持参しているから、確認の上、応対するように求めている。

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