ニッケイ新聞 2010年9月4日付け
10月3日に投票が行われる統一選挙に関する大統領選支持率調査で、労働者党(PT)のジウマ・ロウセフ氏が優位との結果が再び出た。
9月1日に発表されたVox Populi調査によるもので、ジウマ氏の51%に対し、民主社会党(PSDB)のジョゼ・セーラ氏は25%、緑の党(PV)のマリーナ・シウヴァ氏は9%。その他の候補の支持率は合計1%で、無効票が4%、まだ決めていないが11%だった。
8月28日に発表されたIbope調査の、ジウマ氏51%、セーラ氏27%、マリーナ氏7%に続き、第一次投票でのジウマ氏当選の可能性を示唆する結果だ。
ジウマ氏優位の報告が出始めて以来、ジウマ氏やPTに対する批判を強めているセーラ氏だが、娘のヴェロニカ氏の個人情報漏洩にジウマ氏が加担しているとの訴えに対し、選挙裁判所は、捜査は選挙裁の担当ではないとした上、ジウマ氏の直接関与を示す証拠も不十分と判断。ジウマ氏も、同氏告発はセーラ氏やPSDB側のあがきとの認識を示している。