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ソロカバ=トヨタが新工場起工式=新美副社長「ブラジルは重要市場」

ニッケイ新聞 2010年9月10日付け

 【ソロカバ共同】トヨタ自動車は8日、サンパウロ州ソロカバで自動車組み立ての新工場の起工式を行った。トヨタにとって同国2番目の生産拠点。
 ブラジルは経済発展に伴い新車販売が大幅に伸びており、トヨタは新工場建設で生産能力を強化、需要増に対応する。
 新工場は2012年後半に稼働予定。新開発の小型車を年間7万台生産し、ブラジル国内で販売するほか輸出も計画。約1500人を雇用し、投資規模は約6億ドル(約500億円)。トヨタのブラジルでの生産能力は既存の同州インダイアツーバ工場と合わせて年産14万台となる。
 新美篤志副社長は起工式のあいさつで「ブラジルの市場は拡大しており、新工場建設を決めた。ブラジルはトヨタにとって重要市場で、今後も販売を伸ばしていく」と語った。
 ソロカバ工場は、当初11年をめどに年間15万台の小型車を生産するとしていたが、金融危機の影響などで着工が予定より遅れた。