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観光列車で19世紀へ=歴史の街パラナピアカバ

ニッケイ新聞 2010年9月18日付け

 今週末の19日よりサンパウロ市ルス駅から、サント・アンドレー市にある歴史の街パラナピアカバへと向かう観光列車の運行が開始される。17日付エスタード紙が紹介した。
 CPTM(パウリスタ都電公社)の観光エクスプレスプロジェクトにより、観光列車は48キロメートルの道のりを走る。目的地のパラナピアカバは、19世紀に英国のサンパウロ・レイルウェイが線路を敷いた際に、鉄道のコントロール機関として作られ、鉄道職員らが住んだとされる街。昔使用されていた線路や駅のホームなどが、全く手を加えられないままに今も残されている。
 運行予定の列車も、1952年と60年代に製造された歴史を漂わせるディーゼル機関車。87人乗りの車両2車両からなる。料金は1人28レアルで2人用は42レアル。ルス駅、サント・アンドレー市のセルソ・ダニエル駅で販売中。詳細は、電話(0800・055・0121)まで。