ニッケイ新聞 2010年9月21日付け
【既報関連】先月メキシコのタマウリパス州で起こった麻薬カルテルによる外国人渡航者殺戮事件で、72人の犠牲者の中にさらに2人のブラジル人が含まれている可能性があることが発覚した。18日付フォーリャ紙が報じた。
2人はパラー州出身者の可能性があるが、現時点では名前などは明かされていない。現地派遣の連警係官らが、遺留品や歯型照合などにより身元の鑑定を進めている。
すでに身元が判明したエルミニオ・カルドーゾ・サントスさん(24)とジュリアルド・アイレス・フェルナンデスさん(19)はミナス州サルドアとサンタエフィジェニアの出身。遺体の搬送にはメキシコ政府の許可が下りていない。
麻薬カルテルの活動が活発化して不穏な雰囲気のメキシコ北部では、少なくとも8都市で16日のメキシコ独立200周年の公式セレモニーが中止されたようだ。