ニッケイ新聞 2010年9月21日付け
青年55年、花嫁51周年を祝ったコチア青年連絡協議会。式典会場には青年・花嫁たちの懐かしい写真が飾られ、来場 者たちが足を止めていた。この日はサンパウロ市・州内だけでなく、ブラジリア、ミナス、サンタカタリーナ、パラナ、バイーア、リオ、アクレ、南リオ・グランデなど、まさにブラジル中から青年・家族たちが集った。前回50周年の式典では食事が足りず不満の声が多かったが、今回は満を持して700人分を用意。サンタカタリーナの青年からはウニの差し入れもあったが、こちらの方はさすがに700人分とはいかなかったよう。
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日本政府はアルゼンチンの「国営放送局ソフト番組び番組制作機材整備計画」に1億6690万円を限度とする一般文化無償資金協力を行なうことを決め、16日、同国ブエノス・アイレスで交換公文の署名式が行われた。同計画は、デジタル放送規格に対応する日本の教育・文化番組ソフトと番組制作のための機材を整備するもの。アルゼンチンは09年8月にデジタル放送日伯方式採用を決定。同国営放送局は民営放送がサービスを提供していない遠隔地域まで教育文化番組を提供、地方と都市との情報格差是正に役割を果たしており、同国のデジタル放送導入における先導役が期待されている。外務省では、同協力により、同国における円滑なデジタル放送移行が促進され、日本関連番組の放送で対日関心が醸成されることが期待されるとしている。