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パウリスタで白昼の強盗=おもちゃで脅し17万R$奪う

ニッケイ新聞 2010年9月22日付け

 サンパウロ市パウリスタ大通りのサンタンデール銀行に20日昼、3人組の強盗が押し入ったと21日付伯字紙が報じた。
 事件が起きたのは真昼時で、背広姿の男性2人とスポーツシャツ姿の男性1人が銃で職員や警備員らを制圧。窓口の職員に命じて袋に詰めさせた現金約17万レアルを掴みとって屋外に出るまでわずか10分の犯行で、事件発生に気づかなかった顧客もいたという。
 通報を受け、警官も駆けつけたが、犯人達は既に地下鉄コンソラソン駅内に入り込んだ後。目撃者らの証言を聞いた警官は後を追って駅に乗り込み、2号線内を捜索したが、犯人は捕まえられなかったという。
 警備員によれば、犯人らは回転ドアも普通に通過しており、持っていた銃はおもちゃらしいとわかった時には、警備員2人から奪った本物の銃を手にしていたため、抵抗できなかったという。
 同地域では、銀行強盗そのものの他、現金を引きおろした客を路上で狙う事件も多発しており、その場合の逃走にも地下鉄を利用する事が多いので、駅に近い銀行利用時は特に注意が必要だ。

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