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「チエテ川の日」再び=第2期浄化効果40キロで
ニッケイ新聞 2010年9月23日付け
「チエテ川の日」の22日、エスタード紙が、チエテ川浄化計画第2期(2000~08年)の8年間で水質汚染が改善された流域は40キロと報じた。
1992~1998年の第1期は120キロでの水質汚染改善と報告された事からいけば、改善速度が落ちた様にも見受けられるが、汚れがひどい状態の時ほど改善効果が顕著である事を考え合わせ、第3、第4期に期待したいところだ。
チエテ川浄化は第4期までの計画。第3期の6年間は下水施設の普及と処理拡大が目標で、汚れがひどい大サンパウロ市圏を中心に水質改善を目指す。計画実施のためには米州開発銀行から6億ドル(10億レアル相当)の融資も約束されている。
また、22日はチエテ川浄化計画開始後に制定された「チエテ川の日」で、非政府団体のSOSマッタ・アトランチカが、川の浄化への関心を呼び起こすため、川岸にビーチパラソルやござを並べ、海岸風景を演出。今年で2回目のイベントはバンデイランテス橋の袂で行われ、水着姿の人々が集まった。
また、ジューリオ・メスキッタ橋とリモン橋の間では、全長1100キロのチエテ川も、以前は魚が住み、水泳やヨットを楽しめた事を思い起こさせるためのイベントも実施され、立体的に描かれた魚やかつての光景の写真の展示他、網や竿での釣りも演出された。
サンパウロ州のエネルギー衛生設備局では、2020年までに流域の排水垂れ流しをゼロにするとの目標を明らかにしており、専門家も、大サンパウロ市圏やピラシカバ周辺の下水処理が進めば、川の浄化は一段と進み、マルジナル・チエテの悪臭もなくなると期待している。