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JAL=日岡・米州支社長「必ずや戻ってくる」=機体模型を史料館に寄付

ニッケイ新聞 2010年9月28日付け

 日本航空(JAL)成田・サンパウロ直行便のラストフライトとなる27日の午後、JALはブラジル日本移民史料館に対し、現在航行しているB747型機の模型(1/50)を寄贈した。
 文協貴賓室であった寄贈式には、JALから米州支社の日岡裕之支社長(兼ニューヨーク支店長)、サンパウロ支店の小西弘恭支店長、ブラジル日本文化福祉協会からは、上原幸啓・名誉会長、木多喜八郎会長が出席した。
 日岡支社長は感謝状を読み上げ、コロニアに対する感謝の意を表し「必ずや戻ってこれるよう一生懸命頑張りたい」とあくまで〃運休〃であることを強調した。
 上原名誉会長は「何十万人が待っております。長年ご苦労さまでした」と労いの言葉をかけた。
 同模型は9階部分に常設される予定で、史料館が11月上旬に開催するデカセギ25周年記念展でも展示される。
 木多会長は「すでに我々が感じているサウダーデをこの模型が忘れさせてくれるだけでなく、記憶に留めることができる」と今回の寄贈を喜んでいた。