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娘のために孫を妊娠?=59歳の母親が代理出産

ニッケイ新聞 2010年9月30日付け

 59歳の女性が、子宮の摘出手術を行って妊娠することのできない32歳の娘に代わって孫娘を出産。28日午前11時23分、サンパウロ州リベイロン・プレットの病院で小さな命は産声を上げた。29日付フォーリャ紙が報じた。
 エウニセ・マルチンスさん(59)は、妊娠が望めないタリタ・クリスチーナ・アンドラーデさん(32)夫婦のために代理出産を決意。59歳という年齢も想像させない健康体を持つエウニセさんは、3度目の受精卵挿入で出産に至った。イタリア在住のタリタさん夫婦は、インターネットで送られてくる超音波検査の結果などで胎児の成長を見守っていた。
 出産に立ち会おうと24日から帰国していたエウニセさんは、出産後の記者会見で「母は私を生んでくれたこと、娘を生んでくれたことで私に2つの人生を与えてくれた」と感謝すると共に、「私と同じような立場にいる女性達にあきらめないでと伝えたい」と、感激の面持ちで話した。
 アリセと名付けられた女児は、妊娠36週目に体重2285グラム、身長45センチで生まれた。エウニセさんとアリセちゃんは病院でケアを受けており、その状態は良好。ブラジル医師会によれば、女性が妊娠不可能な状況にある場合に限り、母親、姉妹、叔母などの親族の代理出産が認められているという。

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