ニッケイ新聞 2010年9月30日付け
サンパウロ人文科学研究所(鈴木正威所長)はこのほど「日系コロニアの詩文学」(181頁、30レアル)を刊行した。
同研究所がすすめる「研究叢書」の第8号で、既刊の『ブラジル日系コロニア文芸』上巻(短歌、俳句)、下巻(文学)の続編。
大浦文雄氏が「前史から現代編・中期」、ルネ・タグチ氏が「現代編・後期」を担当した。
開拓、都会、戦時などを背景に読まれた詩を論じ、同人運動や詩誌「亜熱帯」に関する記述もある。同誌掲載の座談会なども収録している。
購入や本に関するお問い合わせは、人文研(11・3277・8616)まで。