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ブラジルにモノレール技術集約=ボンバルディアが拠点構築

ニッケイ新聞 2010年10月2日付け

 カナダのボンバルディア社が、モノレール建設技術を集約する拠点をサンパウロ州オルトランジアに構築する。地下鉄2号線の延長としての役割も担うモノレール「エスプレッソ・チラデンテス」構想を掲げるサンパウロ市との契約に基づいたもので、ブラジルに世界に先駆けた最先端技術のモノレール設置に期待がかかる。総工費24億6千万レアルの同構想中、同社は14億4千万レアル相当分を担当と1日付伯字紙が報じた。
 オルトランジアに車両改修工場がある同社は、2011年までに従業員を現在の200人から600人に増員、同構想で使う378車両の7割は国内で生産の予定だ。アンドレ・グイヴァルシ・ブラジル社長は、「ブラジルをモノレール技術の集約地とし、ラテンアメリカ全土の需要に応えたい」と語り、ルイス・ラモス理事も「サンパウロ市に作られるモノレールが世界で最も進んだものとなる」と期待を込めている。
 モノレールは地下鉄と同程度のスピードで運行することができ、各方向で1時間に4万人の乗車が可能だという。完成すれば、シダーデ・チラデンテスとヴィラ・プルデンテ間の24キロメートルは50分で行き来できるようになる。ボンバルディアが機械設備から運行システムまで全てを担当、2014年の運行開始を予定している。
 同社によれば、モノレールのメートルあたりの建設費は4~8千万米ドルで、9千万米ドルから1億5千万米ドルかかる地下鉄建設の約半分で済む。また、建設に要する期間も地下鉄よりもずっと短い。同社では、地下鉄ではなくモノレールを敷くことになったモルンビー、コンゴーニャス空港間の路線も担当することを望んでいる。

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