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サンパウロ州議員選=PSDBが体制固める=コーヴァスの孫最多得票

ニッケイ新聞 2010年10月5日付け

 3日のサンパウロ州議員選では、マリオ・コーヴァス元サンパウロ州知事の孫であるPSDB(民主社会党)のブルーノ・コーヴァス候補が23万8870票の最多票を獲得。「2006年選挙の2倍の得票数に感激している」と喜びの声を上げ、サンパウロ州知事に当選したジェラルド・アルキミン氏の支援を掲げた。4日付伯字紙が報じた。
 他に20万票を越えたのは、同じくPSDBのパウロ・アレシャンドレ・バルボーザ候補の21万4673票とフェルナンド・カペス氏の21万4382票。議席数は政党の得票数によって今後決定されるが、サンパウロ州議会ではPSDBが最も多くの議席を獲得すると見込まれており、アルキミン政権を強化することになりそうだ。
 新政権野党の労働者党(PT)、ブラジル共産党(PCdoB)、自由社会党(PSOL)、民主労働党(PDT)は94議席全体の3分の1を占めると予想される。議席数、当選者の発表は、フィッシャ・スージャ・リストの判決後となる。