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カンポ・グランデ=第3回日伯交流シンポ=竹中平蔵氏ら著名人講演=9、10日

ニッケイ新聞 2010年10月7日付け

 小泉純一郎内閣で総務大臣を務め、慶応大学教授である竹中平蔵氏などが基調講演を行なう「第3回日伯交流シンポジュウム」が9、10日、南マット・グロッソ州カンポ・グランデ市のSEBRAE会館(零細・小企業支援サービス、Av. Mato Grosso, 1661)で開催される。ブラジル日本研究者協会(SBPN)の主催。9日は午後1時半、10日は午前9時開始。シンポの参加費は無料。9日は夕食懇談会(参加費が必要)も開かれる。
 百周年の年に来伯した竹中氏は、今後3年間続けてブラジルを訪れ、SBPNの支援を行なうことを約束。そして今回が約束の3回目となる。8日にはサンパウロ大学経営学部で講演、ブラジル日本商工会議所でスピーチを行なう。講演のテーマは「世界経済における日本とアジア経済の役割」。
 9日のシンポでは竹中氏ほか、世界一早い電気自動車ELIICAの開発者、清水浩氏が同テーマについて、心臓外科手術の権威である国立金沢大学医学部教授渡邊剛氏が「日本の心臓外科医分野の現状」、東京医科大学教授の河内健二氏が「心臓学とその展望」をテーマに講演。筝曲家西陽子さんによる琴の演奏会も開かれる。
 10日は総合政策における日本の第一人者國領二郎氏が「日本の政治経営学」、JICAブラジル所長芳賀克彦氏らがそれぞれ講義を行なう予定。