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壁絵描きが新境地開拓=リヤカーにメッセージ
ニッケイ新聞 2010年10月19日付け
ダンボール紙などの資源ゴミを集めたリヤカーを引くカロセイロの姿はサンパウロ市の風物詩だが、最近はグラフィテイロ(壁絵描き)の絶好の活躍の場となっていると18日付けエスタード紙などが報じている。
「ボクの〃車〃は環境汚染しない」とか「私の仕事は真っ正直だが、あなたは?」「環境エージェントが仕事している。クラクション(ブジナ)を鳴らすな」などのメッセージに加え、独特の絵模様が描かれたリヤカーが町を行く姿を見られるようになった。
これはグラフィテイロのムンダノさん(24、本名は秘密)のプロジェクトで、3年がかりで9月までに100台のリヤカーに絵を描いてきた。今までニューヨーク、ブエノスアイレス、サンチアゴなどでも実施してきたアートだ。今後は全伯に広げる予定でいる。
ムンダノさんは「すでに何台かのリヤカーは、書かれたメッセ―ジに頭にきた人によって〃検閲〃された。誰かを苛立たせていることは良い兆候だと思う。自分のスタイルを変えるつもりはない」という。すでにグラフィテイロとして〃作品〃を市役所の職員に消されたり、何度も警察に逮捕されたりしている。
「カロセイロたちの一番お気に入りのフレーズ聞きたい?『もし政治家がリサイクルできれば、ボクは金持ちになっている』だよ」と笑った。