ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

大統領選でパンフ戦争=両陣営が選挙高裁に訴える

ニッケイ新聞 2010年10月20日付け

 大統領選絡みの広報文書を巡り、労働者党(PT)ジウマ・ロウセフ、民主社会党(PSDB)ジョゼ・セーラの両陣営が選挙高等裁判所に告訴したと19日付ブラジル字紙などが報じた。
 PT側は、サンパウロ市内の印刷所で17日に押収された、中絶合法化を唱える候補に投票するなとグアルーリョスの司教らが全国司教会議(CNBB)の名前で訴えた文書は、PSDBの差し金によるものに違いないと告訴。
 同印刷所では特定の政党にこだわらず、PT関係者の文書も印刷してきたとしているが、印刷所の共同経営者でもある小林アルレティ・幸子さんはPSDBに籍があり、兄弟の一人はセーラ氏の選挙参謀でもある事から起きた訴えだ。連邦議員などを歴任した故小林パウロ氏も実の兄弟。
 約100万枚押収された同文書は、10万枚の注文後、2千万枚増刷の依頼も来たが、200万枚のみ印刷したものの一部。司教の署名もある注文書は請求書も同教区宛送るよう指示しているが、教会が特定候補を支援したり拒絶するよう呼びかける文書を配布する事は違法。印刷所には迷惑をかけた事を謝罪する電話も入ったという。
 一方、PSDBが告訴したのは、中央労組作成の雑誌とインターネット記事で、ジウマ氏への投票を呼びかける雑誌は伯銀とペトロブラスの広告入りだ。18日に選挙高裁が違法と判断し配布を禁じたが、同日夜もインターネット記事は掲載されたままだった。
 ルーラ大統領は公務の時間に選挙対策会議と政見放送の録画撮りとの暴露されたり、ジウマ氏が公開討論でセーラ氏の選挙資金持ち逃げと名指したパウロ・プレットことパウロ・ヴィエイラ・デ・ソウザ氏が反証する権利を求めて選挙裁に訴えるなど、選挙戦は最後の最後までもめそうだ。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button