ニッケイ新聞 2010年10月21日付け
昨年サンパウロ市と姉妹都市提携40周年を祝った大阪市から、環境局時胸部の三原眞担当係長と教務担当の更家(さらや)由香さんが来伯し、この3年間行ってきた環境関連の取り組み協力に関する評価を行った。
来伯4回目という三原係長によれば、06年から始められていた先駆計画に続き、08年から始めた環境協力として、3つの取り組み「ゴミ削減、再利用、再生利用」をポ語パンフレットを作って普及してきた。
その他、08年には大阪市から3週間、専門家をサンパウロ市に派遣。09年にはサンパウロ市の関連部局職員を3人、大阪市で受け入れて研修を行った。それらの成果として、サンパウロ市の資源ゴミの回収量が07年は月2400トンだったが、今年は3100トンにまで増えているという。
三原係長は今回、フェルナンド・ゲーラサンパウロ市公共サービス局次長に、大阪市からの協力の意志を記した親書を手渡した。「08年は日本移民百周年、昨年は姉妹都市40周年と節目の時期にこのような協力ができた」と喜び、「サンパウロ市からの要請があれば、今後も協力していく」と語った。2人は9月21日に着聖し、翌月1日に帰京した。