ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

6大都市圏の失業率最低=好況と新規雇用創出奏功

ニッケイ新聞 2010年10月23日付け

 順調な経済成長を反映し、9月の6大都市圏の失業率がブラジル地理統計院(IBGE)が集計開始以来最低の6・2%となり、失業者総数も150万人を割ったと22日付伯字紙が報じた。
 IBGEが6大都市圏の失業率集計を始めたのは2002年3月で、8月の失業率6・7%がさらに改善された9月は、平均所得も8月比1・3%増しの1499レアルとなっている。
 今回の失業率低下は、働きたくても職がないと諦める人が増えたせいではなく、新規雇用創出が進んだため。9月の就労者総数は前年同月比3・5%増の2228万2千人で、8月と比べ14万7千人、0・7%増を記録したのに対し、失業者数は、前年同月比17・7%減の148万人。8月比では12万人、7・5%の減少を見た。
 また、前年同月と比べた場合の就労者数は全体で76万2千人増えたのに対し、労働手帳に記帳された正式雇用は81万6千人増えたとの報告もあり、国際的な金融危機で解雇された人々の職場復帰や雇用創出と併行して、正式雇用が増えている事が分かる。
 9月の雇用増は季節的要因も加わったもので、クリスマス商戦で人手が必要となる商業界だけではなく、製造業などでの雇用も増加。市場関係者からは、12月の失業率は4・9%まで低下との予想も出ているようだ。
 但し、年明け後は、年末商戦終了で解雇が増えるのが恒例の商業界と共に、輸入品に押されて競争力が落ちている製造業での人員整理が行われる可能性もいわれており、来年1~9月の平均失業率は7・1%と予想されている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button