ニッケイ新聞 2010年10月29日付け
道もなかったサンフアン移住地でも、初期開拓の苦労の中、移住者は入植年の55年に学校を始めた。そのサンフアン学園は15年ほど前から同国文部省と協定を結ぶ半官半民の学校として、正課のほかに第二外国語として日本語を教える。現在の生徒は約230人。半数は日系だが、非日系でも能力試験3級に合格するほど達者な子もいるという。
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レジストロの日本移民資料館(元KKKK)で11月1日から30日まで日系アート展が開かれ、画家の金子謙一、故鈴木幸男さんの作品が展示される。レジストロ市、文協の後援。2日には灯ろう流しが開催されることから、文協の金子国栄会長は、「是非早めに来て、足を運んでほしい」と呼びかけている。入場無料。
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サンフアン日ボ協会事務局で長く働いた本多桓三郎さんは62年のあるぜんちな丸での渡伯。ブラジルから訪れた園田昭憲県連副会長や参加者の小山徳さんなど、この日の交流会には10人の同船者がいたという。トメアスーやバイーア、グァタパラなどブラジル、パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンなど様々な行き先の人が乗り合わせた同船。「親戚みたいなものですよ」と園田副会長は喜ぶ。また、参加者の竹内富士枝さん(68、福井)と同地の大場佳代子さん(63、長崎)は愛知県の同じ職場で働いていたそうで、ボリビアで10年以上ぶりの再会。「お互い元気で会えて嬉しいね」と二人。「また来てね」「来るよ」と言葉を交わしていた。