ニッケイ新聞 2010年11月10日付け
9日付アゴーラ紙で、現在、世界で最も長寿と紹介されたのは、2日に116歳の誕生日を迎えたバイーア州サルバドール市在住のデラルド・マギノ・サントスさん。1894年に生れたマグノさんは、陸軍の元料理人で二度の世界大戦を経験している。マギノさんの世話をするサンラザノ養護施設の関係者によれば、薬も杖も必要ない健康な生活を送っている。1日6食、毎日欠かさず食べているバナナ3本が元気の秘訣だ。
施設のテレジーニャ・コレア・ダ・ルス理事長は「116歳の誕生日プレゼントには夏と冬用に女性2人をそばに置きたいと頼んでいた」と、その元気な様子に微笑む。また、マギノさんは「2日の死者の日に生れたから、僕は死者に嫌われて死なない」と口癖のように話しているそうだ。
2011年ギネスブックによれば、現在までの最高齢者は今年5月2日の誕生日8日前に114歳で亡くなった沖縄県民の知念カマさんだった。アゴーラ紙には、マギノさんが1894年11月2日午前10時に生まれた事を証明する出生届も掲載された。