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DF病院で新生児11人死亡=バクテリアの院内感染が浮上
ニッケイ新聞 2010年11月18日付け
ブラジリア連邦直轄区のアザ・スル地域病院で先月以降、生後6週間以内の新生児11人の死亡が確認された。病院関係者は、今年下半期に7州で感染が報告されたスーパーバクテリア(KPC)の感染を否定し、他のバクテリアの可能性を挙げている。14日付伯字紙が報じた。
11人は集中治療室にいた未熟児と奇形児で、10月に6人、11月に5人が死亡した。同病院のアルベルト・エンリケ・バルボーザ院長によれば、新生児の死亡は1カ月に3人以内が通常の範囲。病院では11人目の死亡が確認された10日になって危険警告を出し、国家衛生監督庁(Anvisa)院内感染統括部に支援を求めた。
病院側が出している診断では、新生児は3種類のバクテリアに感染した疑いがあり、現時点ではスーパーバクテリアの可能性はないとしている。また、30人が定員の集中治療室で36~38人の乳児が治療を受けていたことから、ケアの不足も指摘される。
同病院では現在も、感染の疑いがある乳児6人が隔離された状態にある。病院側では診察を減らし、危険な状態にある乳児を他の病院へ搬送することを検討している。