ニッケイ新聞 2010年11月18日付け
「高齢移住者に安らぎの場を与えたい」そんな思いでデイサービス『シャローム』を創始した小井沼真樹子さん。
自身そう言うように、1人の力ではない。
その他創立者、資金を援助する賛助会会員、バリアフリーの行き届く場を提供する教会、そしてこれまでのボランティアの〃汗〃のおかげであることは言うまでもない。
発足当時、シャロームはシャホーム(お茶の部屋)と間違われたりと、認知は低かったが、それも以前の話。
17日付けの記念祝賀会の記事掲載後、編集部にも同サービスについての問い合わせの電話があった。しかし、受け入れは、場所、ボランティア数等で限界だそうだ。
同様のサービスの利用者は増える。家族と共に住み、日本文化、食に触れながら穏やかに過ごす。日系社会が提供できる最期の重要な場だ。施 設の充実を願う。(秀)